シーゴの Excel 研究室

タイトル変更しました (旧称:今日を乗り切るExcel研究所)

Excel のシート名を取得したい

セルにシート名を挿入する方法、シート名をコピーする方法を検討します。また、シート名をクリップボードにコピー行うマクロを公開します。

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セルにシート名を設定するには

セルにシート名を表示したいことはよくあると思います。

シートタブからシート名をセルにコピー&ペーストすればいいのですが、それを複数シートでやるのは結構な手間です。

単純にシート名を取得するショートカットや数式に使う関数があってもいいはずなのですが、なぜか Excel には用意されていません。

数式を使う方法をインターネットで検索してみると、CELL()という関数で得られる情報からシート名をなんとか切り出すしかないようです。

シート名を切り出す数式には何種類か考えられるようですが、どれも複雑でとても覚えられるものではありありません。

【シート名取得数式の例】

  • =RIGHT(CELL("filename",A1),LEN(CELL("filename",A1))-FIND("]",CELL("filename",A1)))
  • =MID(CELL("filename",A1),FIND("]",CELL("filename",A1))+1,256)
  • =REPLACE(CELL("filename", A1),1,FIND("]",CELL("filename", A1)),"")

この数式が何をやっているのか理解したい人は、インターネット上に詳しい解説がみつかりますので検索してみてください。

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入力したセルの値をドロップダウンリストに表示したい

手打ちによるデータ入力を効率化するためドロップダウンリストの活用方法を検討します。また、入力済みデータからドロップダウンリストを作成するマクロを公開します。

セルへのデータ入力を効率化したい

手作業で入力作業を進めていると、何度も同じ語句を入力することが多くて、すぐにやっていられなくなります。

作業の効率化のためには、なんとか先に入力した既存データを利用したいところです。

そのための機能の一つにオートコンプリートがあるのですが、これが日本語入力とは相性が悪いようで、無効に設定している人も多いようです。

候補表示のタイミングをユーザがコントロールできればもっと使い勝手のいいものになったと思いますが・・・。

ここでは代わりにドロップダウンリストを使った入力効率化を考えてみます。

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複数範囲のセルの結合を一括でやりたい

セル結合を効率的に行う手順を検証します。また、複数範囲のセル結合を一括で処理するマクロを作成します。

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セルの結合の作業コスト

セルの結合を駆使した美しいレイアウトの Excel 文書を見ると、その作成と運用にかかったコストを想像して軽く目眩がします。

セルを結合すること自体は簡単なのですが、複数個所にもなると1個ずつコツコツと手間と時間のかかる作業になります。

できればセル結合自体を止めたいのですが、現実的にセル結合を駆使した Excel 文書を編集しなければならない状況はよくあります。

セルの結合の操作がもう少し効率よくできる方法があればいいのですが。

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印刷範囲の点線の表示を切り替えたい

Excel シートの印刷範囲の「ページ区切り」の点線を消したり表示する方法とマクロを紹介します。

シートの印刷範囲の境界の点線を表示したい

セルの枠線の一部に細い点線が入ることがありすね。

これは印刷した時に1枚の紙に収まるセル範囲の境界を示していて、「ページ区切り」と呼ぶようです。

これが表示されるのは、「印刷プレビュー」や「改ページプレビュー」でシートを表示した後に標準表示に戻った時のシートです。

また、「改ページプレビュー」で自分が動かした青いページ区切りも、標準表示の方で(点線ではなく)細い実線で表示されます。

Excel にはなぜかこのページ区切りの表示/非表示を切り替えるコマンドが用意されていません。

Excel の機能というより、一種の気を利かせたサービスなのでしょう。

確かにまっさらなシートでページ区切りを表示しておくと、印刷時のレイアウトの目安になって助かることもあります。

一方、控えめで微妙に目立たない点線が一度意識するとかえって気になりはじめ、それもなかなか消えてくれないのでイライラのモトになります。

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壊れた罫線を自動で修復したい

コピー&ペーストなどで壊れた罫線を修復する方法と、それを自動で行うマクロを紹介します。

罫線は壊れやすい

罫線はシート上の場所ではなくセルに属する書式なので、ちょっとセルの編集操作を誤ると簡単に壊れてしまいます。

罫線のある範囲にセルのコピー&ペーストをするときは、貼り付けの形式を慎重に選ばなければなりません。

罫線を壊してしまったらそれを修復するも簡単ではありません。

壊れた範囲を「セルの書式設定」ダイアログの「罫線」タブで修復するのはかなり面倒な作業です。

「罫線」のインターフェースは、キーボードだけで操作・設定するのはかなり無理があります。マウスでも壊れた罫線の設定を一本ずつチマチマと変更させられるのは本当に苦痛でしかありません。

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