今回は、いくつかの項目リストをもとに、その組み合わせの全パターンデータを、Excel を使って作成する手順について調べます。 また、それを自動生成するマクロを作成します。
長くなったので記事を2回に分けます。今回は Excel 2010 と 2013 に対応した手順です。
【追記 2021/09/13】 本記事の方法よりお手軽にできるバッチとクエリを作成しましたので以下記事もお試しください。
【追記 2022/04/25】 VBS版 と PowerShell 版も作成しましたのでお試しを。
組み合わせの問題
たとえば、洋服の色とサイズ、入試の学科と試験科目、タスクの分類とステータスのように、私たちが普段扱っている「データ」というものは、ある程度決まった項目内容(種別や区分)を組み合わせるものが多いです。
業務によっては、これら項目の組み合わせを全て網羅したデータを書き出すという作業をすることがあります。
この「組み合わせ」というのはなかなかやっかいです。
それが2つのリストの組み合わせなら、コピー&ペーストの単純労働で何とかなるでしょう。 でも、3つ4つの組み合わせとなると、もう人間にはムリです。 まず精神がくじけます。
組み合わせによるパターンの数はリスト内容の数の掛け算になるので、 対象リストが増えるにつれ作業量は爆発的に膨れ上がるのです。
このような力業作業こそ、本来コンピュータが得意とする仕事のはずです。
我らが頼れる Excel さんなら、一発で一瞬にしてやっつけてくれることでしょう。
続きを読む